hiro99ma blog

何か技術的なこと

android: テンプレートの BLE Serivceを改造しよう

2024/11/19

Data Sources がどうあるべきかはよくわかっていないが昨日考えた方針に沿って改造しよう。
数日前に「完了とする」といったのはなんだったのか。。。

方針というには弱いが、よくわかっていない改造の第1弾なんてそんなもんだ。

スキャン

ViewModel 内に置いていたので楽していたところを Flow で通知する形にする。
コールバックをそのまま Flow にする場合は callbackFlow(小文字始まりのキャメル) が向いているそうだ。
検索するとやりたいことそのままっぽい記事があった。

callbackFlow にする方はちょっとした改造で済む。
ああ、最初は awaitClose を書いていなくてアプリが死んだので悩んだ。
これは logcat に出ていたので気付きやすいかもしれないが、原因が書いてあるところを探すのに苦労した。
Flow で送りつけるなら trySend と思っていたが offer というのもあるのか。
と思ったら offer が deprecated になって trySend を使え、となったらしい。

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Android の API もしょっちゅう deprecated になるけど Java 系だと普通なんかね。
GATTのコールバックなんて value が付いただけでそんなに変わらんのに(ぶつぶつ)。。。

callbackFlow を受け取る方は Job なるもので viewModelScope.launch を受け取るようにできるそうだ。
Flowからの収集 のように .collect{} で受けた方が他の Flow と同じように扱えて良いかも?
ただ Job にすると Job のキャンセル呼び出しによって awaitClose が呼び出せるのかも。
そうするとスキャンの API として停止を公開する必要がなくなる。
Android のスキャン停止 API は引数にスキャン開始で使ったのと同じ引数(callback関数)を指定しないとスキャンが止まらないようなので、スキャンの開始と停止の API を用意すると callback 関数を共通で扱えないといかんようなのだ。
まあメンバ変数?フィールド?プライベートプロパティ?で持てば良いだけではあるが。

今さら思ったが Flow は使い終わったら停止させなくて良いのだろうか。
コルーチンになって変化があれば通知するってことはリソースを何かしら食ってるだろう。
ViewModel とか Data Sources だとそんなにバンバン生成するわけでもないから見逃されるのかな?
参照元がなくなったのがわかりやすくてガベッジコレクションによって回収されるのか。
[Flow.cancellable()](https://kotlinlang.org/api/kotlinx.coroutines/kotlinx-coroutines-core/kotlinx.coroutines.flow/cancellable.html) というのはあるが `ShadowFlow` 以外はデフォルトではキャンセルできるようになっていないということだろう。 んー、よくわからんな。こういうときは Gemini 先生だ。

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止めるときは Job に対して .cancel() を呼ぶことらしいが、まあ止めなくても良いのだったら放置で良いのかな。
Flow を提供する方では制御できないので awaitClose でスキャンを停止するようにだけしておけばよかろう。

接続

接続と切断

スキャンして通知された BluetoothDevice を保持しておけば BLE接続できる(もちろん相手が生きていればだが)。
接続したらとりあえずサービスなどをスキャンして相手が期待通りのプロファイル(定義してないけど)なのかを確認している。
ペアリングなどはまだない。今後の課題だ。

接続は Central から要求を行うが、切断については Central から要求する場合もあるし、Peripheral が切断することもある。 通信が途切れて切断してしまうこともある。

UI の話になるが、切断ボタンを用意するのはよいとして、操作で「戻る」することも考えないといけない。
接続画面で戻るイベントを検知したら BLE切断させ、BLE切断を StateFlow で検知したら戻るようにしているつもりである。

まあ、切断しなくても戻るようにしたり、切断しても画面を戻らないようにしたりというのもあるだろうから、ここは私の趣味だと思っておくれ。
ともかく Data Source としては切断を通知する機能がいるという話をしたかっただけだ。

コールバックをどうするか

BLE 接続および接続後に行ったあれこれの通知は BluetoothGattCallback に対して行われる。
GATT といいつつも、たぶん HCI とか L2CAP のエラーも来ているんじゃないかと思う。 まあ、それらは GATT の階層だから返す箇所がないのでやむなくかもしれんが
GATT Error Codes に調べた範囲では書いたのだが、そこに載っていないエラー値(status)が返ってくることがあるのだ。

あ、ヘッダファイルから探したけど BluetoothStatusCodes なのか?
でもこの class は API 31 での追加だから API 26 以降にしていると使えないか。
私が見たのは BLE 接続に失敗したときで値は 22 だった。

標準のエラー値ではないのでよくわからないな。
コールバックに話を戻そう。

スキャンの場合は見つけたデバイスを通知するだけだったので気にしなかったが、 Characteristic への操作結果は接続時の BluetoothGattCallback に返ってくるので そのまま上に返しても使いづらいだろう。

接続と切断については callbackFlow で返す。
それ以外のサービスごとの結果についてはそれぞれ callbackFlow なり StateFlow なりで返すのが良いのか?

今回の改造版

これらをテンプレートに反映した。

スキャンが ViewModel から移動し、Navigation.kt でやっていた services の生成も data/ble/ に移動になったのですっきりしたように思う。
UI から直接 Data Source にある class を操作していることになるが、それを止めるには Repositories やら ViewModel やらの変更がいるので BLE Service のテストという意味ではわずらわしい。

BLE Service のコードを機械的に作るなら、ByteArray をさばく階層がいる。
GATTのテーブルを作るときにサイズは決めるが、Peripheral 側と同じで文字列だとかなんだとかは上位層が決めることだ。
Android のこの構造だと Repositories でよいのかな?
お手本がほしいねー。

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