rust: Rustがんばろう 4日目
2025/02/10
はじめに
Rust を勉強することにした。がんばりたまへ。
配列
同じような文法だけどちょっと違う、というのはなかなか覚えづらいものだ。
この章では「配列」がそれだった。
要素数の指定方法が見慣れなかったのかな。
memset()
で同じ値で埋めるようなものも仕様に入っている。
gcc だと int a[5] = {0};
みたいな書き方をすると内部で memset()
に置き換えられていたように思う。
なので組み込み環境で標準ライブラリを使っていないときにそう書くとリンクエラーになって悩む、みたいなことを昔経験したものだ。
脱線ついでだが、組み込み環境だと static
などのグローバル変数に初期値を入れ込んだり、
初期値が無い場合はゼロを埋めたりするのも自分で実装するので、
そういうのが不要だと思ったらやらないこともできる。
CPU リセットから main()
を呼び出すところも面倒を見ないといけないときがあるので、
知識としてはあるけど私はやったことはない。
一番小さくても 16bit CPU だったし、動作クロックも 2桁 kHz 以上はあったし、 RAM も KB 単位はあった(たぶん)と思うので、
そんなにシビアな環境ではなかったのだ。
話を戻して Rust の配列だが、その2つを除くとそこまで違和感はない。
初期値の途中で型アノテーションが出てきたらそれが全体の型になるのと、
u8
から u64
みたいに包含できる型であっても途中での変化は認めないというところか。
まあ、そんなことは普通やらんだろうし。
仮引数と実引数
実際に関数呼び出しで与えるのが「引数(実引数)」、関数の実装で引数として与えられた数値を表すのが「仮引数」。
日本語は使い分けられているけど英語はどうなんだっけと見てみると、
実引数=arguments、仮引数=parameters となっていた。というか日本語版にちゃんと書いてあった
「引数」で伝わるよね、というのは私もそう思う。
C言語だと main(int argc, char *argv[])
だけど、あまり深く考えても仕方ないか。
セミコロンがなければ戻り値?
関数のシグネイチャ部に -> 型
とすると戻り値を返す関数(式)になる。
例えば前章の乱数生成のところだけ関数に抜き出したとすると、
fn random() -> u32 {
rand::rng().random_range(1..101)
}
だったりになる。
return
の最後はセミコロンを抜いてもエラーにならなかった。
fn random() -> u32 {
return rand::rng().random_range(1..101);
}
個人的には return
で終わると安心するのだけど、
1行で終わるような関数だと確かにねー、という気はした。
JavaScript のあれこれ省略できるやつを全部採用した場合の表記みたいなものか?
fn random() -> u32 { rand::rng().random_range(1..101) }
この章だけだと一般的にどう書くのか普通なのか判断できなかったが
rand
を見ると複数行あっても return
ではなく
セミコロン無しのパターンしか見つけられなかったから、そういうものなのだろう。
途中で返す場合は return
になる。
たとえばこれはコンパイルエラーだ。
return
と ;
を付けなさいといわれるので、↑の場合も ;
を付けるのが良いだろう。
fn random() -> u32 {
let v = rand::rng().random_range(1..101);
if v > 100 {
v
}
v * 3
}
しかしどのルートでも最後になるようであればセミコロン無しにできた。
fn random() -> u32 {
let v = rand::rng().random_range(1..101);
if v > 100 {
v
} else {
v * 3
}
}
おわりに
ようやく 3章が終わった。
概要紹介というところか。
- 一般的なプログラミングの概念 - The Rust Programming Language 日本語版
- タプル
- シャドーイング
- 関数の戻り値